Posts tagged "モダニズム"
失われつつある「奥」を求めて~ 槇文彦 『見えがくれする都市』とヒルサイドテラス<前編>~

失われつつある「奥」を求めて~ 槇文彦 『見えがくれする都市』とヒルサイドテラス<前編>~

見田宗介は、世界人口の増加率曲線は1970年前後に変曲点があり、1970年前後は、20世紀後半に起こった社会の爆発的拡大という時代が世界的に転換点を迎えた時期だと述べている。(見田宗介『社会学入門』 岩波新書 2006)。ローマ・クラブが『成長の限界』を発表したのが1972年であった。 日本の都市は、高度経済成長期の人口の爆発的流入を背景に、建物の大規模化、高度化、高密度化が進み、市街地の無秩序な […]
わびさびと モダニズム ~レナード・コーレン『わびさびを読み解く』を読んで~

わびさびと モダニズム ~レナード・コーレン『わびさびを読み解く』を読んで~

「日本は西洋の モダニズム に先駆けること数百年、室町時代の中期に、既に簡素に美を見出す価値観を生み出していた」(原研哉 『白』 2008) 簡素さを尊ぶ日本の価値観とモダニズム の類似性は、近代を輸入し、モダニズム を輸入した日本にとって、永遠に気になるテーマだ。 外からの目を気にする、というのもやはり、明治期に近代を受け入れ、追いつき追い越せで頑張ってきた日本人が、容易には払拭できない心性とい […]
モダンデザインのレガシーを追って<後編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

モダンデザインのレガシーを追って<後編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

今から53年前の1964年の 東京オリンピック によって東京の街は様変わりする。   当時の日本が威信をかけたモダンデザインのレガシー(遺産)とその光と影を今の東京に追った。<後編>では東京都心と駒沢エリアに東京オリンピック1964のレガシーを訪ねる。   <新幹線、モノレール、首都高、すべてオリンピックに向けて整備された>   1964年の 東京オリンピック は東京 […]
空間をめぐる権力

空間をめぐる権力<後編> ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・フォーシーズンズに飾られなかったのか~

マーク・ロスコのシーグラム壁画(Manhattan Mural)は、シーグラムビルの高級レストラン ザ・フォー・シーズンズの壁を飾ることはなかった。 ロスコが一方的に契約を破棄して、作品の引渡しを拒否したからだ。何故、ロスコは態度を豹変させたのか。 ロスコはその心変わりの真の理由を説明してはない。真相は霧のなかだ。単なる気まぐれだったのかもしれない。 (*source: https://thecu […]
空間をめぐる権力 ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・ フォーシーズンズ に飾られなかったのか~

空間をめぐる権力<前編> ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・ フォーシーズンズ に飾られなかったのか~

ニューヨークの伝説の高級レストラン、シーグラムビルにあるザ・ フォーシーズンズ The Four Seasons が2016年7月16日で閉鎖し、パークアヴェニューの新たな場所に移転することが報じられた。ひとつの時代の終わりを象徴する出来事として、多数のニューヨーカーから惜しむ声が上がった。   シーグラムビルはミース・ファン・デル・ローエが設計したニューヨークで唯一の建物だ(1959年 […]
ジョゼフ・アルバース 『配色の設計』

ジョゼフ・アルバース 『配色の設計』

 ジョゼフ・アルバース 著『配色の設計』のすすめ   ジョゼフ・アルバース 著『配色の設計』 (Interaction of Color 1963)は、すでに色彩理論の古典的位置づけにあるが、実践を重んじるその内容は、バウハウスの教えを今に伝え、古びるところがない。   ジョゼフ・アルバース  Josef Albers(ドイツ語読みではヨゼフ・アルベルス)は1888年にドイツに […]
プルーイット・アイゴー の光と影~モダニズムという自由の重さ~

プルーイット・アイゴー の光と影~モダニズムという自由の重さ~

コヤニスカッツィ Koyaanisqatsiとは、ネイティブ・アメリカンのホピ族の言葉で「常軌を逸した生活」というような意味だ。映画『コヤニスカッツィ』(ゴッドフリー・レッジョ監督1982)は、その言葉通りに、現代文明の「常軌を逸した」あり様を映し出す。 ナレーションを一切廃し、コマ落とし(微速度撮影)やスローモーションを駆使して映し出されれる映像が、普段は気がつかないでいる、日常の中に潜む「常軌 […]
今も残る昭和 モダニズム 住宅の至宝 土浦亀城邸

今も残る昭和 モダニズム 住宅の至宝 土浦亀城邸

その白い箱は白金長者丸の住宅街にひっそりと建っていた。 昭和の モダニズム 住宅 の原型ともいえる 土浦亀城 邸だ。1935年(昭和15年)築ということは築後80年を超えている。 日本において住宅は平均すると築30年で建て替わっているとの報告もある。木造住宅で築80年を越えて存続していることは自体ほとんど奇跡的なことといっても過言ではない。 敷地は長者丸の丘から西に向かって少し下がってゆく斜面の中 […]
晴海は「輝ける都市」の夢を見るか~ 前川國男 の晴海高層アパート~

晴海は「輝ける都市」の夢を見るか~ 前川國男 の晴海高層アパート~

ル・コルビュジエは、自らの理想都市「輝ける都市」の実現化をいくつかのユニテ・ダビダシオンで試みた。建物を高層化し、太陽と緑を享受するというビジョンの住宅版だ。マルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952)が有名だ。 日本にもコルビュジエの理想都市を志した集合住宅があった。コルビュジエに師事した 前川國男 による日本住宅公団の晴海高層アパート(1957)である。 (*『現代集合住宅』 ロジャー・シャー […]
バックミンスター ・ フラー 宇宙との調和の意思

バックミンスター ・ フラー 宇宙との調和の意思

「失敗をしなくなった時にはじめて、成功するのだ」 バックミンスター ・フラーは、ブラック・マウンテン・カレッジで教えていた学生に対してこう助言した。 ブラック・マウンテン・カレッジとは1933年にノース・キャロライナに作られた、ヴァルター・グロピウス、ジョゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤーなどバウハウスからアメリカに渡った建築家やデザイナー、マース・カニングハム、ジョン・ケージ、ロバート・ラウ […]
『 バウハウスと茶の湯 』日本の心とモダンデザイン

『 バウハウスと茶の湯 』日本の心とモダンデザイン

女学校を出て花嫁修業をしていた、デザインとも建築とも無縁な20歳の日本人女性がバウハウスに入学したら。 『 バウハウスと茶の湯 』の著者山脇道子は1930年(昭和5年)、夫の建築家山脇巌とともにデッサウのバウハウスに入学し、1932年にナチスによって廃校に追い込まれるまでの2年余りをバウハウスで学んでいる。 「山脇家のおしゃまな総領として育ち、恐いもの知らずでバウハウスに入学した」との本人の言葉ど […]
バウハウス ができあがるまで

バウハウス ができあがるまで

 バウハウス のルーツ モダンデザインの源流となったバウハウスだが、モダンデザイン誕生の歴史には想像以上に紆余曲折があった。 バウハウス のルーツは19世紀末のイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動に求めることができる。アーツ・アンド・クラフツというと、機械文明を否定したジョン・ラスキンの思想やウイリアム・モリスによる中世の手仕事に回帰したような植物文様などの装飾性の高い壁紙が思い起こされる。 こ […]
アトムの時代とカリフォルニア・モダン・リビング  ミッドセンチュリー モダンの時代背景

アトムの時代とカリフォルニア・モダン・リビング  ミッドセンチュリー モダンの時代背景

核、水爆への恐怖と住宅デザイン ミッドセンチュリー は核の時代でもある。アメリカと旧ソ連は1950~60年代を通じて、次々と核実験をエスカレートさせていた。 カリフォルニアの明るい日差しのなかに、見えない核の恐怖が偏在していたのがこの時代の特徴だ。 冷戦下における核の恐怖は1962年のキューバ危機で頂点に達する。1964年に公開されたスタンリー・キューブリックの映画『博士の異常な愛情 または私は如 […]
フロアスタンド 型 テレビ台 ミニマリズムデザインの「 フロアスタンド メタル 」

フロアスタンド 型 テレビ台 ミニマリズムデザインの「 フロアスタンド メタル 」

 フロアスタンド スタイルのテレビスタンド と言う新しい提案です。 ミニマリズムのデザインが美しい フロアスタンド 型 テレビ台、FSM フロアスタンドメタル 。 ケーブル 配線 もパイプ内に収納出来るため外からは見えず、すっきりとしたテレビまわりを創り出します。 ミニマル でシンプルな インテリア にマッチする ミッドセンチュリー モダン の デザイン はカンチレバー 構造のデザインです。カンチ […]
ミースの言葉

ミースの言葉

Mies: “I feel that it must be possible to harmonize the old and new in our civilization” ミース ”新しいものと旧いものを、私たちの文明のなかで、調和させる事が出来るような気がする” ミースが1929年万国博覧会のドイツ館として建設された、バルセロナパビリオンに対してのクオートです。 バルセロナ万国博覧会が行わ […]
モダンでミニマルなテレビ

モダンでミニマルなテレビ

シンプルなデザインのテレビ。 シンプルですっきりした生活に馴染むテレビスタンドです。
かんたんバウハウスの歴史

かんたんバウハウスの歴史

 バウハウスの歴史を2分でまとめると。     二つの世界大戦の狭間に生まれた、現代のデザイン活動です。 ドイツ語でbauhausの意味は”建物の学校”とか言う意味です。 それまではアートとデザインは分けて教育されていましたが、この二つを統合した新しい学校でした。 科目は多岐にわたり、大量生産と言うのも重要な課題でした。 その時代では最高にいけてるところでした。ナチに閉鎖される […]
” デザイナー ”とは R バックミンスター フラー

” デザイナー ”とは R バックミンスター フラー

“A designer is an emerging synthesis of artist, inventor, mechanic, objective economist and evolutionary strategist” – R. Buckminster Fuller ” デザイナー とはアーティスト、発明家、メカニック、ビジネスマン、イ […]
キッチン用 アイパッドスタンド 自然循環素材素材の竹製。やさしい質感と柔らかなデザインは、キッチンやテーブルで使われる生活のための道具。

キッチン用 アイパッドスタンド 自然循環素材素材の竹製。やさしい質感と柔らかなデザインは、キッチンやテーブルで使われる生活のための道具。

 アイパッドスタンド キッチンで使える アイパッドスタンド 、インターネットの新しいレシピに出会えば、料理の世界は無限に広がる。 インド旅行をしたときに出会った、思い出の南インドカレーに家でチャレンジ出来るかも? この アイパッドスタンド はキッチンで立ち仕事をする環境での使用を前提として開発されたもの。タブレット端末の下端がテーブル面から12センチの高さとなるよう設定されており、立ってタブレット […]