Posts tagged "モダンデザイン"
時の輝き     ~  コッパー (銅)、 ブラス 、ブロンズ ~

時の輝き ~ コッパー (銅)、 ブラス 、ブロンズ ~

「鉄とガラスとコンクリート」 モダニズム建築の代名詞として使われるマテリアルだ。   鉄筋コンクリート造(RC造)の躯体にガラスの窓、あるいは、鉄骨造の構造体をガラスのカーテンウォールが包む、世界の都市はまさに [...]
完璧さという悲劇 ~ウディ・アレン監督・映画『 インテリア 』~

完璧さという悲劇 ~ウディ・アレン監督・映画『 インテリア 』~

完璧な インテリア 。   完璧なデザインのモノや空間に囲まれて暮らす。誰もが一度はあこがれるライフスタイルだ。   計算されたフォルム、絶妙なプロポーション、吟味された素材、味わいのあるテクスチャ、 [...]
ファッション と建築

ファッション と建築

かつて、 ファッション 雑誌が好きで、買いまくっていた時期があった。   メンクラ、流行通信、anan、ノンノ、マリクレール、フィガロ、JJ、WWD、ポパイ、ホットドッグプレス、L’homme Vogue、ブル [...]
50脚のチェアでたどる モダンファニチャー の歴史 ~「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子展」 @無印良品 銀座~

50脚のチェアでたどる モダンファニチャー の歴史 ~「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子展」 @無印良品 銀座~

  下の写真の椅子は、ミース・ファン・デル・ローエが、自身の設計した《トゥーゲントハット邸》のためにデザインしたダイニング・チェア。一般には《チューブラー・チェア》(1930)と呼ばれている(★)。   [...]
ミニマリスト シンプルの系譜<7>

ミニマリスト シンプルの系譜<7>

 モダンデザインを一言でいうとシンプルなデザインということになるだろう。   広辞苑には「シンプル」とは「単純なさま」とある。シンプルとは、色・かたち・素材が簡素で抑制されているさまである。   シン [...]
建築家・ 坂茂 が手がけたホテル 《ショウナイホテル スイデンテラス》

建築家・ 坂茂 が手がけたホテル 《ショウナイホテル スイデンテラス》

坂茂 の《ショウナイホテル スイデンテラス》 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEに泊まってみました。 《ショウナイホテル スイデンテラス》は山形県鶴岡市にあります。その名の通り、米どころを象徴する庄 [...]
アメリカのバウハウス

アメリカのバウハウス

今年(2019年)は、バウハウスが設立されてからちょうど100年にあたる。ドイツのワイマール(ヴァイマル)のバウハウス校は、1919年にヴァルター・グロピウスを初代校長として開設された。 バウハウスは1925年にデッサウ [...]
映画に描かれたポストヒューマン像 上  記憶と ガイスト (精神)をめぐる物語

映画に描かれたポストヒューマン像 上  記憶と ガイスト (精神)をめぐる物語

シンギュラリティ(技術的特異点)をめぐる議論では、2045年にはAI(人工知能)の能力が人間を凌駕して、AIは人間を超えた存在となり、AI自体もしくはAIと接続された人間は、それまでの人間の能力をはるかに超えたポスト・ヒ [...]
モダンデザイン はなぜ生まれたのか ~ 『我々は人間なのか?』が問いかけるもの ~

モダンデザイン はなぜ生まれたのか ~ 『我々は人間なのか?』が問いかけるもの ~

 モダンデザイン はなぜ生まれたのか ~ 『我々は人間なのか?』が問いかけるもの ~   『我々は人間なのか?』(ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー、牧尾晴喜訳、BNN新社、2017年)は、「デザインの [...]
住宅は 車 に憧れ、 車 は住宅を夢見る <2>

住宅は 車 に憧れ、 車 は住宅を夢見る <2>

住宅は車に憧れ、 車 は住宅を夢見る。 独自の哲学と技術をもって、その両方の歴史に、余人には到底およばない足跡を残したのがバックミンスター・フラーである。   空飛ぶ 車 を目指した バックミンスター・フラー [...]
住宅 は車に憧れ、車は 住宅 を夢見る <1>

住宅 は車に憧れ、車は 住宅 を夢見る <1>

18世紀のフランス宮廷社会では、現代人が車に寄せるのと同様の興味と関心が、家具に対して寄せられていたそうだが、20世紀にモダニズムが誕生した時から、車と住宅 はお互いを強く意識する関係だった。   住むための機 [...]
「建築の日本展」を観て<後編> 丹下健三自邸

「建築の日本展」を観て<後編> 丹下健三自邸

「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」丹下健三自邸 (2018年4月25日~9月17日@森美術館)では目玉として2つの巨大模型による作品が展示されている。 <前編>では、妙喜庵待庵(みょうきあん・たいあん、1581年 [...]
「建築の日本展」を観て<前編>~ 千利休 の国宝茶室・待庵の内部空間擬似体験~

「建築の日本展」を観て<前編>~ 千利休 の国宝茶室・待庵の内部空間擬似体験~

「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(2018年4月25日~9月17日@森美術館)   監修を務めた建築家で建築史家の藤森照信は、日本の建築家の基礎体力は木造建築にあり、石造建築の技術を発展させてきた欧米 [...]
ボーブランメル  シンプルの系譜<4>

ボーブランメル シンプルの系譜<4>

モダンデザインを一言でいうとシンプルなデザインということになるだろう。 広辞苑には「シンプル」とは「単純なさま」とある。シンプルとは、色・かたち・素材が簡素で抑制されているさまである。 シンプルはモダニズムの専売特許では [...]
Floor Stand Wood Midcentury design TV stand

Floor Stand Wood Midcentury design TV stand

ガブリエル ”ココ”  シャネル シンプル の系譜<1>

ガブリエル ”ココ” シャネル シンプル の系譜<1>

モダンデザインを一言でいうとシンプルなデザインということになるだろう。 広辞苑には「シンプル」とは「単純なさま」とある。シンプルとは、色・かたち・素材が簡素で抑制されているさまである。 シンプルはモダニズムの専売特許では [...]
壁寄せ テレビスタンド プライウッドのミッドセンチュリーモダンデザイン

壁寄せ テレビスタンド プライウッドのミッドセンチュリーモダンデザイン

壁寄せ テレビスタンド 木の素材を使った新しいデザイン。 木の素材感とその温もりを生かしたデザインの木製 壁寄せ テレビスタンド。 ザイトガイストの新製品 FSW フロアースタンドウッド。 壁寄せ のスタイルでスペースを [...]
ミース的なもの、日本的なもの~ 清家清 の斉藤助教授の家~

ミース的なもの、日本的なもの~ 清家清 の斉藤助教授の家~

 バウハウスの創始者ヴァルター・グロピウスは、1954年に来日した際、自らの希望により 清家清 が設計した斉藤助教授の家(1952年)を訪れ、「日本建築の伝統と近代技術の幸福な結婚」と賞賛した。グロピウスは清家を自らが主 [...]
モダンデザインのレガシーを追って<後編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

モダンデザインのレガシーを追って<後編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

今から53年前の1964年の 東京オリンピック によって東京の街は様変わりする。   当時の日本が威信をかけたモダンデザインのレガシー(遺産)とその光と影を今の東京に追った。<後編>では東京都心と駒沢エリアに東 [...]
空間をめぐる権力

空間をめぐる権力<後編> ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・フォーシーズンズに飾られなかったのか~

マーク・ロスコのシーグラム壁画(Manhattan Mural)は、シーグラムビルの高級レストラン ザ・フォー・シーズンズの壁を飾ることはなかった。 ロスコが一方的に契約を破棄して、作品の引渡しを拒否したからだ。何故、ロ [...]
モダンデザインのレガシーを追って<中編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

モダンデザインのレガシーを追って<中編>~ 東京オリンピック 1964の遺産~

今から53年前の1964年の 東京オリンピック によって東京の街は様変わりする。   当時の日本が威信をかけたモダンデザインのレガシー(遺産)とその光と影を今の東京に追った。<中編>では渋谷エリアに 東京オリン [...]
空間をめぐる権力 ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・ フォーシーズンズ に飾られなかったのか~

空間をめぐる権力<前編> ~ マーク・ロスコ のシーグラム壁画はなぜザ・ フォーシーズンズ に飾られなかったのか~

ニューヨークの伝説の高級レストラン、シーグラムビルにあるザ・ フォーシーズンズ The Four Seasons が2016年7月16日で閉鎖し、パークアヴェニューの新たな場所に移転することが報じられた。ひとつの時代の終 [...]
モダンデザインのレガシー を追って<前編>~東京オリンピック1964の遺産~

モダンデザインのレガシー を追って<前編>~東京オリンピック1964の遺産~

今から53年前の1964年の東京オリンピックによって東京の街は様変わりする。 当時の日本が威信をかけた モダンデザインのレガシー (遺産)、その光と影を今の東京に追った。<前編>では青山、代々木エリアに東京オリンピック1 [...]
ジョゼフ・アルバース 『配色の設計』

ジョゼフ・アルバース 『配色の設計』

 ジョゼフ・アルバース 著『配色の設計』のすすめ   ジョゼフ・アルバース 著『配色の設計』 (Interaction of Color 1963)は、すでに色彩理論の古典的位置づけにあるが、実践を重んじるその [...]
解体を待つ 丹下健三 の電通本社ビル~幻の築地再開発計画~

解体を待つ 丹下健三 の電通本社ビル~幻の築地再開発計画~

丹下健三 が設計した築地の電通本社ビル(電通テックビル 1967年竣工)は取り壊しが決まり、現在は空き家状態になっている。跡地は周辺も含めて住友不動産によって開発される予定だ。 丹下健三 は当時の電通社長吉田秀雄から本社 [...]
今も残る昭和 モダニズム 住宅の至宝 土浦亀城邸

今も残る昭和 モダニズム 住宅の至宝 土浦亀城邸

その白い箱は白金長者丸の住宅街にひっそりと建っていた。 昭和の モダニズム 住宅 の原型ともいえる 土浦亀城 邸だ。1935年(昭和15年)築ということは築後80年を超えている。 日本において住宅は平均すると築30年で建 [...]
晴海は「輝ける都市」の夢を見るか~ 前川國男 の晴海高層アパート~

晴海は「輝ける都市」の夢を見るか~ 前川國男 の晴海高層アパート~

ル・コルビュジエは、自らの理想都市「輝ける都市」の実現化をいくつかのユニテ・ダビダシオンで試みた。建物を高層化し、太陽と緑を享受するというビジョンの住宅版だ。マルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952)が有名だ。 日本に [...]
ジュリアス・シュルマン ~メディアとしての建築写真~

ジュリアス・シュルマン ~メディアとしての建築写真~

「よいデザインが受け入れられることはめったにない。だから売り込まなけらばならないのだ」。建築写真家のジュリアス・シュルマンの言葉だ。 ジュリアス・シュルマン の写真で最も有名なのは、ケーススタディ・ハウス#22を撮った一 [...]
メタボリズム ・レトロスペクティブ~歴史になったアヴァンギャルド~

メタボリズム ・レトロスペクティブ~歴史になったアヴァンギャルド~

メタボリズム はもともとは新陳代謝を意味する言葉で1960年代に日本におこった建築運動のことである。日本発の唯一の建築運動と言ってもよいだろう。 当時、高度経済成長下にあった日本における最大の問題は、人口の流入、混雑を極 [...]
民藝 とモダンデザイン~日本民藝館 を訪ねて~

民藝 とモダンデザイン~日本民藝館 を訪ねて~

洋風の住宅や低層マンションが建ち並ぶ東京・駒場の静かな住宅街のなかに、独特の和様式の建物が忽然と姿を現す。柳宗悦が創設した日本民藝館 だ。 本館と道路を隔てた向かいには、旧柳宗悦邸の西館がある。ファサード部分は、栃木県か [...]
バウハウス ができあがるまで

バウハウス ができあがるまで

 バウハウス のルーツ モダンデザインの源流となったバウハウスだが、モダンデザイン誕生の歴史には想像以上に紆余曲折があった。 バウハウス のルーツは19世紀末のイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動に求めることができる。 [...]
イームズ ・ハウスと「パワーズ・オブ・テン」

イームズ ・ハウスと「パワーズ・オブ・テン」

イームズ ・ハウスと「パワーズ・オブ・テン」に観るチャールズイームズの世界感 ケースススタディハウス#8 イームズ・ハウスはケース・スタディ・ハウス#8として1949年にチャールズ&レイ・イームズの自邸として建てられたも [...]
スティーブ・ジョブスとアイクラー・ホームズ

スティーブ・ジョブスとアイクラー・ホームズ

スティーブ・ジョブス の育った家とアイクラー・ホームズ スティーブ・ ジョブス は伝記『 スティーブ・ ジョブス 』(ウォルター・アイザックソン2011)で、自らが育った家とされる(*)アイクラー・ホームズを賞賛している [...]
シンプルデザインのテレビスタンド。無駄をそぎ落とした、全く新しい機能的なデザイン。

シンプルデザインのテレビスタンド。無駄をそぎ落とした、全く新しい機能的なデザイン。

  テレビ台 はもっとシンプルでいい。 という考えから生まれたテレビスタンド。    シンプルデザインのテレビスタンドFSM    無駄なスペースを取らないテレビ。 突き詰めて生まれたデザイ [...]
モダンでミニマルなテレビ

モダンでミニマルなテレビ

シンプルなデザインのテレビ。 シンプルですっきりした生活に馴染むテレビスタンドです。